南太平洋のトンガ
付近で起きた大規模な海底火山の噴火の影響で、南米のペルーでは、高波にあおられた原油を運んでいた船から大量の原油が海に流出し、首都リマ近郊の海岸で、海洋生物などに深刻な影響が出ています。浜辺では、油にまみれて死んだ鳥やアザラシなどが相次いで見つかっていて、環境団体のメンバーが、生きている生物を探して保護する活動を続けています。
カスティジョ大統領は20日「ペルーの海岸で近年に起きた環境被害の中で最も深刻だ」と述べ、環境上の緊急事態を宣言するとともに、原油流出の原因となったとみられる、製油所を所有するスペインの企業に対し、原油の回収や被害への補償を求める考えを示しました。(By NHK)
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